SanDisk Extreme Portable SSD 250GB Review
SanDisk ポータブル SSDレビューキャンペーンの製品が送られてきました!

対象商品は新品ではなく過去のキャンペーンやイベントで使用されたもののデータを削除したものと但書きされており実際に化粧箱のシールが切られた状態での到着です。(現行商品は白箱エコパッケージ仕様)

同梱物はSSD本体・USB C−Cケーブル・USB C−Aアダプターと説明書・保証書になります。

このUSB C−AアダプターはUSB規格に準拠していないサンディスク独自のものらしいですが現状USB3.1ポートを備えている機器を所有している層はあまり多くはないと思われるので苦肉の策であると言えます。

こちらのSDDはM.2仕様のSSDとなっており従来の2.5インチSATA仕様SSDと比較すると大幅に小型・軽量化されており携帯しやすいサイズ感。

重量的には従来のSSD+外付ケースが141gであるのに対して

このExtreme Portableは僅か44gであるためバックアップのために複数個を携帯するのが苦にならないでしょう。

ちなみに従来の外付HDDは165gともっとも重かったです。
実際に2つのSSDを計測してみることにします。左側が今回のExtremePortableで右側がULTRA3Dの数値です。

CrystalDiskInfoで素性を確認してみると電源投入回数が10回程度なのに総読込量と総書込量が多くベンチマーク計測とデータ削除ソフトで0値を書き出したモノと推測されます。
SSDの温度が1度と表示されているのはおそらくUSB C−Aアダプターを介しているから取得できていないのだと思われます。体感的には2.5inchのものと同等の熱を持っている感じです。このUSB C−AアダプターってUSB規格で定められていないSanDiskのオリジナルらしいので多くを求めてはダメですよね;( ˙꒳˙ ;):

次にCrystalDiskMarkにて読み書き性能を計測していくとExteremeポータブルのランダムアクセスが従来のULTRA3Dを大幅に上回っているのが印象的です。パッケージ記載の最大読出し速度550MBに到達していないのはPC側が最新のUSB3.1Gen2を搭載していないのが原因ですがUSB C−Aアダプターを経由しても遜色ない速度が出ているのは驚きです。
ソフトによるベンチマークだけでは違いを把握し難いのでデジタルカメラのRAW画像転送速度の比較をしてみました。キヤノンEOS5D markⅣのCR2(1枚あたり36MB前後)を1000枚まとめたフォルダの転送時間を計測してみました。

転送に要した時間はExtremeポータブルが138秒・ULTRA3Dが131秒と云う結果になりましたがUSB C−Aアダプターがボトルネックになっていると考えて間違いなさそうです。

比較のためにHDDへ同一フォルダを転送してみると503秒と4倍近くもの時間が必要だったので作業領域におけるSSDの優位性は圧倒的です。

コンパクトで耐衝撃性もあるExtremeポータブルの使用感は上々なのですが唯一気になるのが外装をラバー素材が占める割合が高いこと。日本の気候は温暖多湿であるため時間の経過と共に加水分解してしまうからです。既に比較対象であるG社のHDD外周のラバー部分は溶け始めてベタベタになってしまっているからです。この点だけは注意しながら使う必要があると思われます。

当面はこちらのSSDをメインとして使ってみます。