GODOX Wireless Lighting System
SONY純正のストロボが?なので開き直って導入したGODOX製ストロボ長期使用レビューになります。まずは小型ボディにあったストロボが欲しくてTT350とX1Tを購入しました。X1Tは対応したストロボを無線でコントロールすることが出来る送信機です。メーカー純正だと送信機単体で30000円強の価格帯なので5000円前後で入手できるGODOX製品は魅力的でした。

SONY純正のストロボは独自規格のプラ製ホットシューなため破損しやすいのですが保証期間を過ぎてしまうと修理するより買い直した方が安上がりになるボッタクリ仕様なので中華製品を使い捨てした方がランニングコスト的に安上がりだと思われます。ただサードパーティー製品は本体のファームアップなどによって動作しなくなる場合もあることはアタマの片隅に置いておいた方が良いと思われます。

実際に使用した感じではSONY純正と比較して調光が強い感がありますがホットシューへの固定方法が昔ながらのネジ込み式なので接点がズレにくいので自分的にはGODOX製品の方が使い勝手は良いと感じたためGN60相当のTT685を追加購入してTAS2018で実戦投入しました。
その後・・・
TT350の方は購入3ヶ月ほどで異音が発生する様になり購入業者に問い合わせました。自分の場合は中国にある販売業者まで送って貰えれば対応すると言われたため先方が指定の国際eパケットライトで故障品を送付すると2ヶ月ほどで交換品が返送されて来ました。送付先の住所を記載する時に若干の苦労はあったものの実にスムーズに問題解決されたので業者さえ選べば実用上困ることはないでしょう。『外国語が〜!』とか騒ぐヒトは素直に純正を買いましょう。
注意しなければならないのは購入時に送信機側には電波法に準拠している証明である技適マークが付いているかどうかです。技適マークのない製品を使うと電波法違反なため大騒ぎする輩が存在するので面倒な事態に巻き込まれないようにする為に大切なことだと思います。でもAmazonなどの商品ページに注意書きがあるわけではないので知らない人は知らないですよね・・・
メーカー純正ラジオスレーブとの違い
ここまでは良い点ばかりを書いてきましたが現場では困った事態もありました。それはGODOXのラジオスレーブには各メーカー用の設定やペアリング機能がないため最大32CHしかトラブルなく使用することが出来ないのです。(TT350はストロボ側で16ch迄しか設定不可)つまりGODOXのラジオスレーブが普及すれば普及する程に大勢のヒトが集まる現場ではまともに使えなくなることが予想されます。

実際TAS2018最終日に某ブース前を歩いている際いきなりTT685が発光したので速攻で壊れたのかと思いましたが・・・ストロボ背面の液晶にはCanonと云う文字が表示されており他ユーザーのX1Tcからの発光信号に反応しているコトを認識しました。自分はそのことに気が付いたので速攻でCH変更をしましたが今後こうしたケースは増えていくのは明らかです。保険的な意味合いでシューコードをカメラバッグに忍ばせておく必要はまだまだありそうです。 Canonの場合は純正の電波送信機ST−E3の仕様を確認すると各CHにそれぞれ10000通りのペアリングコードに変更出来るので現在開催されている規模のイベントで使えなくなると云うことは起こりえないわけです。そんな理由もあるので頃合いを見計らってSONYの純正送信機も入手したいと考えています。