SONY α7Ⅱ 一刀両断

Camera

今回は初のミラーレス機SONYα7Ⅱを入手して1ヶ月程使ったレビューになります。

α7Ⅱの発売は2014年12月のため初代EOS5DをEOS7DmarkⅡに更新した時点に購入することは可能でした。当時α7Ⅱを購入しなかった理由はFEレンズの種類が少なくて大枚を叩いて購入したいモノがなかったからです。 EF→︎FEのマウントアダプターもMETABONES製のみで79800円と高額だったのでとてもお試しで購入できる代物ではありませんでしたね。

2016年になりSIGMA MC-11とSONY GM24-70mmF2.8が登場したことにより懸念していた理由が無くなりα7Ⅱを購入しました。手持ちのレンズ全てを装着出来るってのが何よりも魅力ですよね♪

何故α7RⅡにしなかったのか?とよく聞かれますがサブ機として使う予定の自分の用途では到底モトが取れないと云うのが理由です。

α7Ⅱのヨカッタ点

EVFファインダーは撮影時に仕上がりが分かる。

・ISO AUTOと手ブレ補正に頼って露出補正だけで簡単に撮影出来る。 ・光の不安定な状況と絶望的に暗い状況以外はマニュアル露出で撮影する必要性がない。 ・実際に画像の明るさを眼で確認出来るので単体露出計も不要。

こんな被写体でもどこが白飛びして描写されないかリアルタイムで確認出来るので楽勝♪

他社製レンズでも正確なAF

一眼レフ機ではミラー越しの像をAFセンサーでフォーカシングするためAFと撮像素子のCPUは別物ですがミラーレス機では撮像素子に映った映像そのものでフォーカシングするため誤差が生じる要因がないんです。厳密には一眼レフでは眼にしてる実像とAFセンサーが測定している像にも誤差がありますし・・・

理屈では分かっていても実際にCanon製EFレンズのAF精度が純正以上に正確というのはビックリです。ただ実像を直接見ているワケではないため映像素子▶︎EVFのデータ転送のタイムラグがあるのでそこをどう感じるかって云うのが一つのポイントですね。

α7Ⅱのダメダメな点

カメラとしての作りが所詮おもちゃレベルでしかない

特設WEBサイトにはグリップラバーの加工方法まで拘ったと記載があるんですが工夫されているのは前面だけ。背面ラバーの部分は素材が悪いのか厚みを間違えたのかヤワ過ぎる感が否めません。 また録画ボタンが親指と人差し指の付根辺りの一旦グリップを緩めないと押せないに位置配置されているのは謎そのもの・・・(@_@)

カード無しレリーズを禁止する設定項目が無かったりメニューのヘルプ表示が無かったり予想外な箇所に未完成さが残るTHEトイカメラ(;´Д`A

やはりコスパ最悪の純正バッテリー

同じ形状のバッテリーを多くのカメラで共用する姿勢はユーザーフレンドリーですが容量の割に高価格過ぎですね。しかも純正バッテリーのプラ部分を指で押すと撓むんですよ!もっと大容量に出来たのでは…(-。-;

バッテリーグリップを介すると純正バッテリーを使っても警告が出るらしいので最初から開き直って6個で純正1個分の価格な互換品を買いました。Nikonみたいにバッテリーグリップ専用大型バッテリーを商品化すれば済む話だと思うんだけどな〜?

恐怖しかない剥き出しセンサー

これはα7系だけでなく流行のミラーレス全般に言えることですがセンサーが剥き出しなのでレンズ交換が怖いです。マウントアダプターを装着して他社レンズを使った方がセンサーが奥に位置するので安心感が???

銀塩時代の一眼レフは常時シャッター幕が閉まってたワケですからミラーレスカメラでもその構造に出来ると思うんですが???

お手軽に綺麗な写真が撮れるα7系ですがモノとしての満足感は皆無です。 シャッターの感触はレンズ付フィルム”写るんです”そのものですからね(^○^) でも冷静に考えてみるとNikonやCanonの中級機を基準に考えるから物足りなさを感じるだけで某社のKISSデジクラスと比較すればだいぶマシ! ただレンズ資産ゼロの状態で購入すると1番割高なマウントになると思われます_φ(・_・